2020年度 大阪大学生協PCを斬る

皆さんこんにちは。RobohanのPCマニア、平尾です。合格発表があり合格された皆さんの自宅に大量の資料が届いていることでしょう。その中に生協PCの案内が入っていると思われます。大学では様々な場面でPCを利用する機会があるため、個人用のパソコンを所有することが望ましいですが、パソコンの良し悪しが分かる人はそれほど多くありません。そのためこれら生協PCを解説し、皆さんの決定の助けになればと思います。

生協PCとは

生協PCはその名の通り、各大学の生活協同組合が販売しているPCのことです。特徴は保証が異常なほど手厚く、通常の量販店では保証されない範囲までカバーされています。超高性能というわけではないですが、大学生活でほとんどの人が不便に思わない水準の性能です。

生協PCって高いの?

生協PCネットで検索するととても面白いです。大量のアンチ記事がヒットし、あなたは生協PCをぼったくりと感じるでしょう。実際値段は高額ですが、保証が手厚く、大学生活を送るにあたって必要な性能を誰でも手にできる点は大きいです。この下から長々と解説をしていきたいと思いますが、こういうのを全く理解してなくても明らかなハズレをつかまされないという点は評価できます。

生協PCのラインナップ

皆さん朗報です。生協PCのラインナップが今年は例年より1つ増えて3つです。選べる選択肢は多い方がいいですよね。今年のラインナップは以下の3つです。

  • 富士通 LIFEBOOK UH
  • Microsoft Surface Pro 7
  • Apple MacBook Air
  • それぞれのスペックは以下のようになってます。

    LIFEBOOK Surfece MacBook
    OS Windows 10 Home Windows 10 Pro macOS Catalina
    CPU i7-8565U i5-1035G4 i5-8210Y
    メモリ 8GB 8GB 8GB
    ストレージ 256GB 128GB 256GB
    ディスプレイ 13.3インチ(1920×1080) 12.3インチ(2736×1824) 13.3インチ(2560×1600)
    タッチ対応 ×
    重量 0.93kg 1.1kg(キーボード・ペン含む) 1.25kg
    USB-A ×2 ×1 ×
    USB-C ×2(PD対応) ×1(PD対応) ×2(Thunderbolt3対応)
    HDMI × ×
    SDカード 〇(micro) ×
    有線LAN × ×
    生協価格 179,000 186,000 191,800
    市場価格 計167,300 163,267

    これは頭がくらくらしてきそうな情報量ですね。これから一つずつ解説してきますが、興味がない人は読み飛ばしていただいて、次の各機種の特徴の項だけ読めば、なんとなく違いが分かるようになってます。
    それではこれから解説していきたいと思います。ちなみに私は旧モデルのSurface Pro 4を利用しているのでSurfaceの使用感にはとても詳しいです。

    PCスペックの見方

    OS

    パソコンとアプリケーションの中間でその橋渡しをするソフトです。スマホで言うところのAndroidといiOS(iPhone)の違いのようなもので、動作するアプリケーションに違いがあります。MacBookはmacOSを搭載し、残りはWindows 10ですがおすすめは圧倒的にwindowsです。2019年12月の集計ではwindows86.84%、macOS11.09%となっており、シェアの高いOSの方が動作するアプリケーションが多く、人に聞きやすいためです。

    CPU

    日本語で中央処理装置といい、計算を行う部品です。性能が高いほどパソコンはより高性能になります。CPU性能で並び変えると
    i5-1035G4(Surface)≧i7-8565U(LIFEBOOK)>>i5-8210Y(MacBook)
    となります。このうちSurfaceとLIFEBOOKのCPU性能に差はほとんどないので優劣を決定づけるものではないです。しかし、MacBookのCPUは計算装置であるコアを半分の2個しか持っていないため、単純に計算能力は半分となります。

    メモリ

    実行中の処理に関するデータを格納する場所。どの機種も標準的な8GBである。

    ストレージ

    データを保存する場所。256GBが一般的だが128GBのSurfaceはライトな使い方でないとすぐ足りなくなると思われる。個人的には512GBほしい。

    ディスプレイ

    画質が三様だが、基本的に13.3インチ(1920×1080)の画質で十分であり、それ以上は「きれい!すごい!」っていうだけだと私は思ってます。

    タッチ対応

    必須ではないがあったら便利かもしれない機能。SurfaceではPDFの授業資料閲覧で重宝しますが、ノートタイプのLIFEBOOKに必要かは疑問。

    重量

    これぐらいの重さであればどれも気にならないレベルで、個人的には1.2㎏前後であれば十分軽いと思います。

    USB-A

    USBといわれて思いつくあれの正式名称。ほとんどの器機はUSB-Aで接続するためこれがないと変換ケーブルを利用する必要性があります。Surfaceも1つしかないため2つ以上同時に使用する場面があればハブが必要です。(その機会はそんなに多くないが)

    USB-C

    USB-Aにはなかった機能をつけられる薄型コンパクトな端子、普及はあまりしていないが、高速通信や充電などに対応させることができる(すべての機種ができるとは言ってない)

  • PD(Power Delivery)
  • USB-C端子で充電ができる機能。三機種すべてが対応。

  • DisplayPort Alt Mode
  • USB-C端子で映像出力ができる機能。LIFEBOOKのみ不明で残りは対応。

  • Thunderbolt3
  • 通信速度がとても速い。基本オーバースペック。MacBookのみ対応。

    HDMI

    映像出力専用の端子。これがないPCは変換ケーブルで代用する。また映像出力端子の古い規格にVGAというものがあるが、これらは三機種共通で変換ケーブルを必要とする。

    SDカード

    パソコンの容量を拡張できる。同じく容量を拡張するUSBメモリとの違いは拡張したままPCを持ち運べること。私はこれがないパソコンも使ってるが、時折不便に感じるためあったほうが嬉しい機能である。

    有線LAN

    今のご時世有線でネットに接続するという概念を知らない人も多いと思う。まず使わない。使うときは変換ケーブルで十分

    市場価格

    これは保証を除いて同等製品を実際に買うとどれぐらいになるのかという値段。

  • LIFEBOOK
  • これは生協独自カスタムのため市場モデルとは異なります。そのため分からない。

  • Surface
  • USB-C→VGAアダプタとmicroSDに関しては製品が特定できないので相当品を探しました。

    商品 価格
    タブレット本体 131,780
    タイプカバー 18,040
    Surface ペン 12,980
    ADATA製 microSD 128GB 約3,000
    USB-C→VGAアダプタ 約1,500
    167300
  • MacBook
  • VGAマルチポートアダプタは純性のものであると思われます。
    ウイルスバスターに4年版は無いようなので3年版と1年版の合計金額です

    商品 価格
    PC本体 139,800
    VGAマルチポートアダプタ 6,800
    ウイルスバスター4年版 16,667
    163,267

    これに保証が入って生協価格になります。

    各機種の特徴

    LIFEBOOK

    LIFEBOOKは三機種の中で最も多くの入出力ポートがあります。いちいち変換ケーブルを利用しないといけない他機種に比べてとても手軽に利用できると思われます。性能面でも負けていないので、価格の面からも一番お勧めできると思います。

    Surfece

    Surfaceの特徴はタブレットとしても利用できる点で、授業資料などの閲覧などにとても力を発揮します。問題は入出力ポートの少なさですが、USB-Aを同時に2個使用することは意外と少ないため、頻繁に変換ケーブルを利用することはないでしょう。(実際私もそんなには使っていません。)それよりもストレージが128GBと少ないことが気がかりです。大学の授業のみの利用であれば問題ないとは思いますが、その他の活動に利用しようとするにはかなり厳しいです。ライトユーザーであればとても便利な一台であると思います。

    MacBook

    多少辛辣ではありますが、これを選ぶ意義がほとんど感じられない。まず性能で他機種に大きく後れをとっており、生協のうたい文句である「映像編集や画像編集がしたい」は適切なのか疑問です。通常の利用であっても常に変換ケーブルを必要とするため煩わしく、最終的にWindowsのみ対応するソフトを利用できなくて困る可能性があります。MacBookのデザインがかっこいいと思うのは勝手ですが、パソコンは中身で選ぶものだと思います。MacBookを選ぶ明確な理由がない場合は基本的に選択するべきではない上級者向け(優秀とは言ってない)機種です。

    生協PC全般

    基本的に高価であり、同様の性能のものが半額で売っていることもしばしばあります。この価格差は保証の手厚さだとお伝えしましたが、そもそもPCはそんなに簡単に壊れないのでトータルで見れば損する可能性が高いです。
    また、生協PCは全体的にクリエイティブ用途には向いていません。理由はメモリ、ストレージ、グラフィックの不足です。

    さいごに

    ここまで生協PCについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。私どもの記事があなたの最良の選択の助けになれば幸いです。
    私たちはほかにもいくつか新入生向けのPC記事を執筆しています。激安高性能PCやクリエイティブ向け超高性能PCを必要とする場合は別記事の「RobohanおすすめPC2020」(近日公開)がおすすめです。

    RobohanおすすめPCスペック編

    みなさんこんにちは。RobohanのPCオタクことNHK2019で制御長務めてました平尾です。大学に入学すると必ずと言っていいほど必要になるものの一つがパソコンですね。でもどのぐらい高性能なPCを買えばいいのかわからないという人、多いんじゃないでしょうか。今回は大学生活のお供にふさわしいPCのスペックを紹介します。もちろんロボコンでも利用可能です。

    PCの適正価格って?(179000円ってものすごい大金ですよね。)

    ものに対する適正価格ってあるじゃないですか。例えばもやしだと40円ぐらいで100円のもやしはちょっと高すぎますよね。もやしにおける40円ってPCだと何円かわかりますか?私の主観だと10万円です。これだけあればある程度の性能のPCが手に入ります。各値段に対する私の印象は以下のようです。

    グレード 値段 詳細
    ~60,000 使い物にならない低スペック層。レポート程度なら書けるけどそれ以上は無理
    60000
    ~100000
    十分な性能はあるがそれ以外の機能は皆無。普通に使う分には困ることがなくなる。
    100000
    ~150000
    基本性能はそれほど変わらないが、特徴的な機能が付き始める。ゲームに特化していたり、タッチスクリーンだったりする。
    特上 150000~ プレミアムなPC。デザインがとてもよかったり、性能が非常に高いものが多い。保証が手厚い生協PCもここ。

    一部ぼったくりのようなPCも存在するので一概には言えませんが、上記のようです。生協PCは保証が手厚いので本体そのものは10万前後の価値で残りが保証分だと思ってもらえるとおおむね表のとおりになります。
    要するに安く抑えたいなら中位グレードを狙い、ちょっとかっこよくていいものが欲しいなら上位グレードがオススメだということです。

    じゃあPCのどこを見れば性能がわかるの?

    PCの適正価格がわかったところで、どのぐらいの値段で探そうか決まった人も多いと思います。でも同じ価格帯に属するPCなんて山のようにありますよね。Robohanで推奨するスペックを紹介しますので参考にしていただければ幸いです。

    すでに持っている場合 新規購入
    (最低限)
    新規購入
    (おすすめ)
    OS Windows 10
    CPUスコア(Passmark) 4000以上 8000以上 8000以上(最新の製品)
    メモリ(RAM) 8GB 16GB
    ストレージ 換装可能なHDD
    SSD256GB
    SSD256GB SSD512GB
    外部接続 USB-A 2個
    重さ 2.0kg未満 1.5kg未満 1.2kg前後

    私たちはすでに何かしらのパソコンを持っている場合、必ずしも新規購入する必要は無いと思っております。私も大学入学に合わせてパソコンを買っていない人の一人です。(CPUスコア900でメモリ2GBだったのですぐ買ったのは内緒)そのためこれから大学で使用していくにあたって必要な最低限のスペックとして「すでに持っている場合」の基準を設定しました。
    「新規購入(最低限)」は価格対性能を考えてこれ以下ではコスパが下がるライン、「新規購入(おすすめ)」はこれからRobohanで活動する。もしくは授業外でパソコンをフル活用する可能性がある人が、途中で不満を持つことがないようなパソコンを考えて設定しました。
    以下より各々の項目について説明していきます。

    オペレーティングシステム(OS)

    OSはパソコンの基本ソフトで、これによって動作するアプリケーションが異なります。WindowsのほかにMacなどがありますが、基本的にシェアの高いWindowsの方が対応ソフトが多いのでMacでやりたいことがある人以外はWindowsを選択するべきです。

    CPU(計算装置)

    これがPCの中枢、性能を決める最大の要素です。これの型番をhttps://www.cpubenchmark.net/ の検索窓で検索するとCPUスコアと呼ばれる性能値が出てきます。
    型番の例として上げると「i5-6300U」とか「i7-8750H」とか「Ryzen 5 3500U」などです。PCのカタログには必ずのっているのでそれを使ってください。すでに持っているパソコンの場合、Windows 10なら左下のWindowsマークを右クリックをし、システムをクリックするとプロセッサという項目に書いています。
    google検索に型番と「passmark」と入力すれば出てくるので調べてみてください。

    メモリ(RAM)

    ここでいうメモリはデータを格納するストレージではありません。間違ってもメモリ128GBのiPhoneなんてものは存在しません。これはとても簡単で、多ければ多いほど高性能です。ただ一般的なノートPCは8GBなのでそれだけあればOKです。16GBだと余裕があるのでより複雑なことができるようになります。パソコンによっては取り替えることで容量を増やせるものも。

    ストレージ

    ストレージは量と速さです。量は256GBが標準ですが、よくPCを利用する人は簡単にパンクさせるので512GBのモデルの方がいいと思われます。速さは単純にストレージの種類を見ればOKです。速いのはSSD、遅いのがHDDです。HDDではいくらCPUの性能がよくても、データ読み込みに時間がかかって快適とは言い難くなるので、必ずSSD搭載のPCにしましょう。すでにHDDのパソコンを持っている場合は、可能であればSSDに取り替えることをお勧めします。(入部してくれるならやってあげます)

    外部接続

    通常のUSB type-Aは最低2つあると便利です。最近はtype-Cしか搭載していないパソコンも増えてきましたが、周辺機器のほとんどは従来のものですので、type-A搭載のものをオススメします。他にもメモリーカードが入るものはストレージの拡張が容易なのであると嬉しい機能です。

    重さ

    軽い方がいいに決まってる。最近のPCは1.2kg前後が多いためそこが狙い目です。

    NHK学生ロボコン2019を振り返る4/4(機構編)

    こんにちは、前年度の機構長です。二ヶ月ほど空きましたが、今回は機構的な面から大会を振り返ります。

    ここでは、四足歩行、シャガイ投射、ゲルゲ受け渡しに分けて書いていきます。

    まずは今大会で一番難しい四足歩行について話したいと思います。 ルールの発表後、皆でアイデアを出してから、使えそうな四足の機構を五機に絞って作成を進めていた。(今思えばそれが苦難の始まりでした) NHK初の歩行ロボットなので、今までの足回りの経験を活かせないことから、試作機の開発が必要不可欠であった。 ただ今回の開発した試作機の多くはルールを満たした歩行ロボットであって、そこから本番機まで進化できるロボットではなかった。 試作機の開発にメインなメンバーを配置し、完成がいつもの締め切りより大分遅くなりました。 途中いくつかの試作機の開発を中止しシャガイ投射やゲルゲ受け渡しなど他の開発に人員を移した方がいいかどうか大分悩みましたが、初めての四足歩行ということもあって、結局全部完成させたことになりました。 そして、一次ビデオで一番まともにタスクをクリア出来る直動型四足歩行ロボット(とある強い先輩が爆速で作ったもの)が採用されました。 横、縦方向にそれぞれ四つモーターとエンコーダーを用いて、直動で四本の足を移動することによって、前進や回転を行う四足ロボットです。 動き自体は単純だと思うかもしれないですが、制御の仕方によっては動きが全然違うことになります。 ただ足を上下左右移動させるではなく、歩行パタンやサイクルをうまく調整することによって滑らかな直進や回転することができる。 直動機構を多く搭載されて、モーターやセンサーも多く使っているので、基板配置や配線の問題がありました。(前制御長と一緒に頑張って解決しました)  また、砂丘の認識するために試行錯誤を重ねて足裏にリミットスイッチ、バネや3Dプリンターパーツを使って接触認識機構を作りました。 そして、今回最も苦労したのは上下する足のモジュールの部分でした。 四足の重量を支えてかつ高速で足を上下させるので、足に結構負荷がかかります。 足を上下させる機構はラックアンドピニオンを用いて作られていて、ギヤとモーターのギヤヘッドの軸は同一軸なので、足に与える衝撃がダイレクトにギヤヘッドに伝わります。 最初は軸とギヤヘッドが軸貫通で繋がってるせいで、ギヤヘッド二個ほど死にました… 太い軸の穴にねじ切って両側ボルトをとめてやると、ギヤヘッドが死ぬ前に先にねじ穴が死ぬようになりました。 ってことは代わりにねじ穴が大量に死にます→壊れた度に追加工するか新しいパーツを作る羽目になる。(大変でした) 本当はギヤとモーターのギヤヘッドの軸は同一軸ではなく、間に多数のギヤをつけるべきでした。 本番は予備パーツを持っていて乗り切りました。(夜遅くまで先輩が一緒に頑張って作ってくれました。本当にありがとうございました!)

     

    次にシャガイ投射について。 今年は主に直動型投射機構と回転型投射機構に分けて開発しました。 直動型投射機構はマウンテンの壁にシャガイのヤギの面にぶつかって馬の面を出すように制作するのに対し、回転型投射機構は太いエアシリンダと強力なバネを併用した力でシャガイを遠投するように制作を進めていました。 直動型はエアシリと定荷重バネを併用して開発し、実験を繰り返し、在庫にあるバネの力が足りない、壁に衝撃した反動が大きいことから馬の面が出せないリスクが高い、機構自体への反動が大きいなどの理由で開発を断念しました。 そして回転型投射機構を採用し、遠投三発連続投射し、馬の面を出すチームに対しての妨害にもできる方針で開発を進めていました。
    「力こそパワー」な機構なので、投射するたびの反動が大きくて、機構自体が大きなダメージを受けてしまい、色んな角管や丸棒が曲がってえらいことになってしまいました。(その末に折れることに…)  二次ビデオの後先輩らの力を借りて急遽補強バージョンの投射機構を作り直したお陰で、最後まで特に角管や丸棒が撓むことなく正常に動作できました。(お見せすることなく終わりましたが…)

     

    最後にゲルゲ受け渡しについて。 如何に速くスムーズに受け渡しできるについてアイデアを考え、滑り台でゲルゲを落とす案と直接掴んでゲルゲを引き抜く案に分けて開発を進めていました。 試作機構を作成し実験した結果、確実性と速さを総合的に考えた結果直接掴んで受け渡しする案を採用しました。 動きの流れとしては、橋を抜けた後ゲルゲ保持部を90度回転させてそのままMR1が直進し、ゲルゲがMR2側の受け取り部に接触してからバネの力でゲルゲを挟んでMR2が前進しそのまま引き抜く形になります。 MR1が直前にある程度減速してからMR2に突っ込む時の衝撃を緩和吸収するために、MR1のゲルゲ保持部にレールと定荷重バネをつけて解決しようとしました… 在庫にある定荷重バネが強すぎてうまく衝撃を緩和出来なかった。 新たな定荷重バネの発注はしたものの、納品が想定してたより遅れて間に合わなかった。 そこで、僕たちが取った行動はなんと代わりに輪ゴムを使って乗り切りました(?) (毎回輪ゴムのテンションをチェックして取替える必要はあります) 実は受け取り部の方にも似たようなことがありました。 引きバネの力ではゲルゲをしっかり挟むことが出来なかった。(MR2が移動する振動に耐えなくゲルゲが途中に落ちます…) 本来ならエアシリとか使ってしっかり掴める機構にするべきでしたが、時間や人員の余裕がなくそこは超強力両面テープを使って乗り切りました(?) よろしくないことの連発でした… 実際本戦でそれらのせいで試合に影響が出ました。(申し訳ない気持ちで一杯です)

    今回は全体的に開発とアイデア出しが共に不十分でした。 アイデア出しをもっと深く考え、開発人数に適した試作機の必要な数だけ開発を進めるべきでした。 今は頑張って新入生教育を進め、開発や運営の見直しをして、次こそ良い結果を出していきたいと思います。

    まだまだ書きたいことはありますが、気付いたら結構長くなりましたので、最後にMR2の写真だけ載せて終わろうと思います。
    この先も応援の方よろしくお願いいたします!

    NHK学生ロボコン2019を振り返る3/4(回路編)

    おはようございます。NHKロボコン2019でRobohanの回路長を務めさせていただいたものです。

    今年度の回路の振り返り記事ということで毒薬にもならないひとりごとを漏らしていきますがお暇な方は耳を傾けていただければと思います。

    まずは「回路ってなぁに?」という方に軽く説明をさせていただきます。

    ロボットといえば猫型ロボットや宇宙で戦うロボットを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、ロボットは自動にしても手動にしても共通するのは”そう動くようにプログラミングされている”ということです。しかしコンピューターがプログラム通りに動きを演算するだけではロボットは動きません。そこで必要となるのが回路、すなわち基板なわけです。

    ロボットの動き(どのモーターをどれくらい回すか,各種センサーの情報からロボットは今何処にいるのか)などを計算する、脳の働きをするメインマイコンが乗ったメイン基板…(1)はもちろんのこと、それと通信しモーターを回すモータードライバ基板…(2)、各種センサー用の基板…(3)などなど…。

    これらを作るのが回路班の役目。しかし基板というものの特性上、一度汎用性の高いものを作ってしまえばほとんど新しいものを作らなくて済むのです。そして幸か不幸かこの(1)~(3)は全てだいたい動くものが既に作られていました(気になる方は去年の記事を参照)。

    じゃあ何もすることないじゃんとなるところですが、それでは面白くありません。それに”動く”というだけでまだまだ改良の余地はあったのです。というわけで、こいつらをアップグレードしよう、この可愛らしいキャラクターの描かれた基板(去年の記事参照)を機体からひっぺがしてやろうというのが今年の目標となったわけです。

    で、実際どうなったかと言いますと大体冬ぐらいまで、各基板のマイコンを↑の先輩によって導入された新しい、スペックの高いものに載せ替える作業をしていました。

    先輩の技術も上手く引き継げて基板も良くなりハッピーなわけですが、それだけというのも物足りません。そこで春頃、その先輩も匙を投げていた通信の高速化に挑戦してみました。すると運良く上手くいってくれてぎりぎりでしたが実装完了、基板達の動作は目に見えて速くなってくれました。

    結果、去年と同じく本番では基板達は不具合なく動いた上、去年よりもいい動きを見せてくれました。ですので今年の回路はおおよそ上手くいったと言えるかと思います。

    図1. 新作モータードライバ

    しかし、反省点もあります。

    一つは基板が(去年の記事参照)のとおり一式作り替えられたため新たに量産する必要があり、試作のロボットを大量に作った段階でそれを動かす基板が不足がちになってしまったことです。

    もう一つ、新しく作った基板達ですがデバックが甘かったこともあり機体に乗せてからバグが判明そして修正、なんてこともありました。

    来年はもっと余裕を持った開発をすべきだと痛感させられました。

    さてでは私はこの辺で筆を置き、一年生達の指導に戻ることとします。この話の続きはきっと優秀な後輩たちが描いてくれることでしょう。ここまでお付き合いありがとうございました。そして先生方、応援支援してくださった皆様には本当に感謝いたします。この先もRobohanは成長してまいりますので何卒ご協力お願いします。

    NHK学生ロボコン2019を振り返る2/4(制御編)

    こんにちは。
    NHK学生ロボコン2019の制御長をつとめていた平尾です。(現在では元制御長ですね。)
    Robohanにおけるロボットのプログラムの作成を統括していす。今回はNHK学生ロボコン2019の振り返りを行っていきたいと思います。
    今回のルールにおいては重要となったのがロボットの位置をロボットにどのようにして認識させるかでした。
    NHK学生ロボコン2019においては二台のロボットの製作を要求さ
    れ、そのうちの一台は自動操縦で目標地点まで障害物を突破しつつ移動していく必要がありました。歩行ロボットの位置をセンサーで読み取ることはRobohanにとって初めてのことであり、従来とは全く別の方法を使う必要がありました。
    我々Robohanはこの問題を対象物との距離を測ることができる特殊なカメラを使って解決しようとしましたが、開発が難航し、結局打ち切りとなりました。代替案としてジャイロセンサーや加速度センサーを使って位置を読み取ることにしましたが、それも本番においてコースが想定と違ったことに対応できませんでした。
    また、車輪で移動するもう一台のロボットについても、当初は自動で動かす予定でしたが、動作が不安定となり、結局手動で動かすことになりました。
    どうしてこうなってしまったのか。原因として以下のようなことが考えられます。
    ・カメラをもちいた制御にぎりぎりまでこだわり続け、ジャイロなどを使った制御プログラムを完璧なものにすることができなかった。
    ・開発メンバー自体が圧倒的に人数不足。(制御プログラムを作成したのはたった2名でした。)
    ・その割に機構の動作の制御依存度が高い。
    ・スケジュール管理の不徹底。(機構試作機完成は12月、本番に近い形に機体が組みあがったのは3月下旬でした。これはひどい。)
    また、これは私の私見ですが、全体に自分たちの力量を高く見積もりすぎていた感覚があります。もう少し、人数や技術力に見合ったものを作った方がうまくいったかもしれませんね。
    来年はこれらの反省点を生かし、極力シンプルかつ確実な動作が可能なロボットを作っていきたいと思います。

    NHK学生ロボコン2019を振り返る1/4(リーダー編)

    お久しぶりです。

    NHK学生ロボコン2019のリーダーを務めました、川上です。

    一年間、リーダーを務めさせていただきましたが、今まで本当に色々なことがありました。少しばかり振り返らせていただきます。

    僕はNHK学生ロボコン2018には携わっていなかったので、どういう動き方をしたらいいのか最初は全くわからず、マネジメントには全く自信がありませんでした。

    先輩らの手助けもあって、なんとか運営できていた感じです(;^_^A

    リーダーの業務にも慣れてきたころに、NHK学生ロボコンに向けた開発が本格的に始まりました。

    4足歩行ロボットの開発が今大会の決め手になると思い全力で開発を進めました。全部で5台開発をしていたと思います。

    人によって進捗状況が全く異なり、対照に評価しづらく開発のリズムがさっそく乱れてしまい早速マネジメントの難しさを痛感しました。

    なんとか形になる4足歩行を完成させ、無事1次ビデオ審査に通過し、体育館での練習に向けた開発を進めていました。

    しかし相次ぐ仕様変更で体育館練習には間に合わず、体育館を予約したのにもかかわらずロボットを体育館に持っていくことすらできない事態になり、さすがに第2次ビデオ審査の通過も危ぶまれました。

    第2次ビデオ審査の直前まで開発を行い、審査のためにまともに練習をしていなかったのにも関わらず2分で奇跡的にウーハイを達成し何とか通過することができました。6年連続で通過していたので、非常に不安でしたがこの時ほど嬉しかったことはなかったです。

    さて大会本番!!

    ↑会場で調整中のメンバー

    全員NHK学生ロボコンに参加したことがなく、緊張していましたが大きなトラブルはなく機体も無事動きました。

    と、思っていたら…

    なんと期待2戦目の直前にMR2の足に不具合が生じ、至急メンテをせざるを得ない状況になりました。

    試合の直前までメンテを行い、試合開始1分前に調整がやっと終わりました(;^_^A

    そして動くかどうか怪しい状態で挑みましたがなんと!

    試合でも正常に動きました!

    ここまで上手く調整ができたのもずっと機体開発に携わってきたメンバーだからこそ出来たのではないかと思います。

    シャガイを装填したMR1
    ロープを越えるMR2

    が、試合の結果は対戦校の圧倒的なスピードに完敗でした。。。すべての動きを試合で見せられることなく終わってしまったのが非常に悔しいです。

    本番直前まで仕様変更が相次ぎ、練習に十分に時間を割くことはできませんでした。それが今回の大会での敗因の1つであったのではないかと思います。反省し来年に生かすべきポイントだと思います。

    最後になりますが、支援していただいた企業の皆様、応援してくださったOBOG,教員を含む皆様の協力があったからこそここまでやってこれたのだと思います。

    これからも応援していただけると幸いです。

    ありがとうございました。

    NHK学生ロボコン2019お疲れさまでした

    こんにちは、Robohan広報の鳥山です。
    先日NHK学生ロボコン2019が開催されました。

    今年もライブストリーミングで大会の様子が全世界中に配信されていました!🌎 また、今回はスタンプやメッセージで応援できる「CHEER PLAYER」で会場がとても盛り上がっていました!

    ↑会場の様子

    予選リーグは長岡技術科学大学さんと三重大学さんとの対決でしたが、残念ながら惜しくも2戦とも敗れてしまい、決勝リーグに進出することはできませんでした。ですが、「4足歩行」という今までにない難しいテーマに精一杯取り組み、多くのことを学ぶことができたと思います。観戦、応援して下さった方々、本当にありがとうございました。

    ↑今年のロボットとピットメンバー

    このあとリーダー、機構,制御,回路長それぞれに記事を書いてもらう予定です。彼らのNHK学生ロボコンを終えての思いを一読していただければ幸いです。

    合同新歓のお知らせ

    どうも。

    広報の二階堂です。

    今回は新歓のお知らせです!

    さて、大阪大学には3つのモノづくりサークルが存在します。

    自動車を作り学生フォーミュラで戦う
    OFRAC

    鳥人間コンテストに挑む
    albatross

    そしてロボットを作り、NHK学生ロボコン優勝を目指す我々
    Robohan

    この3団体です。

    4/11(木)この3団体が豊中キャンパスにて合同で新歓イベントを開催します!!

    イベント開始は16:30。ちょうど4限が終了したころですね。

    場所は豊中キャンパスサイエンススタジオAです。

    実験棟1階のガラス張りの部屋なので前を通ったときにすぐわかると思います。詳しくは下のチラシを参照。

    ビンゴ大会も行われ、豪華(?)な景品も用意してあるのでぜひぜひお越しください!

    それでは(・ω・)ノ

     

    ROBOHAN紹介2回目!(ソフト班について)

    3月も終盤となり、新入生の皆さんはこれから始まるキャンパスライフに胸を躍らせている頃でしょうか?
    今回は前回の機構班の紹介につづいて、ソフト班について紹介します!
    ソフト班の活動は主に回路分野と制御分野に分けられます。
    回路分野は
    機構班が作ったロボットの機体を動かすための
    基板配線を担当しています!
    基板はパソコンを使って設計・製造します。
    下の写真のようなソフトを使って基板を設計してます。
    製造した基板への部品のハンダ付けも担当しています。回路

    制御分野は
    ロボットを思い通りに動かすためのプログラムを書きます!
    プログラムはC言語などのプログラミング言語を使って、マイコンと呼ばれる小さなコンピュータのようなものに命令を書き込みます。
    ↑プログラムのようす
    「難しそう…」「こんなのやったことない…」
    と思ったかもしれません。でも心配ありません!
    Robohanに入る新入生はほとんどが最初は未経験の初心者なんです!!
    Robohanに来てくれた新入生には毎年、先輩が回路やプログラミングの基礎を丁寧にわかりやすく教えています!
    (学部によっては授業の先取りにもなります!)
    少しでも興味を持ってくれた方はぜひ気軽に新歓に足を運んでください!

    Robohanってなにしてるの?~機構編~

    さて。Robohanは2つの班に分かれています。
    機構班とソフト班です。
    今回は機構班について紹介していきます。
    機構班が作るものそれはロボット本体です。
    ロボットの設計、加工、組み立ての3つの作業を行います。
    ①CADソフトと呼ばれる設計ソフトを使って機体を設計。

    ②様々な加工機械を使って素材を加工。
    ③それらを組み立て。

    という3つの工程を経てロボットを作り出します。
    作り出されたロボットが動き出したときの喜びは
    三三三卍(・ω・)卍ウォォォォォッッッッッッッ
    と走り出しそうになるほどです。
    そのため、ものを自分の手で作ってみたい!という人には是非お勧めです。
    よく、「自分不器用だから機構班無理そう…(´・ω・`)ショボーン」となっている人がいます。
    安心してください。私は機構班ですが、手先の器用さに関しては二回生最弱です。

    たとえ手先が不器用でも長さの測定などの細かい作業は機械が正確に測ってくれますし、何より繰り返しやっていれば慣れて精度も上がっていきます。

    楽しそうと思ったらぜひとも機構班に来てください。
    次回は作り出されたロボットを実際に動かすソフト班について解説していきます。
    それでは。また次回。お楽しみに。