2020年度 大阪大学生協PCを斬る

皆さんこんにちは。RobohanのPCマニア、平尾です。合格発表があり合格された皆さんの自宅に大量の資料が届いていることでしょう。その中に生協PCの案内が入っていると思われます。大学では様々な場面でPCを利用する機会があるため、個人用のパソコンを所有することが望ましいですが、パソコンの良し悪しが分かる人はそれほど多くありません。そのためこれら生協PCを解説し、皆さんの決定の助けになればと思います。

生協PCとは

生協PCはその名の通り、各大学の生活協同組合が販売しているPCのことです。特徴は保証が異常なほど手厚く、通常の量販店では保証されない範囲までカバーされています。超高性能というわけではないですが、大学生活でほとんどの人が不便に思わない水準の性能です。

生協PCって高いの?

生協PCネットで検索するととても面白いです。大量のアンチ記事がヒットし、あなたは生協PCをぼったくりと感じるでしょう。実際値段は高額ですが、保証が手厚く、大学生活を送るにあたって必要な性能を誰でも手にできる点は大きいです。この下から長々と解説をしていきたいと思いますが、こういうのを全く理解してなくても明らかなハズレをつかまされないという点は評価できます。

生協PCのラインナップ

皆さん朗報です。生協PCのラインナップが今年は例年より1つ増えて3つです。選べる選択肢は多い方がいいですよね。今年のラインナップは以下の3つです。

  • 富士通 LIFEBOOK UH
  • Microsoft Surface Pro 7
  • Apple MacBook Air
  • それぞれのスペックは以下のようになってます。

    LIFEBOOK Surfece MacBook
    OS Windows 10 Home Windows 10 Pro macOS Catalina
    CPU i7-8565U i5-1035G4 i5-8210Y
    メモリ 8GB 8GB 8GB
    ストレージ 256GB 128GB 256GB
    ディスプレイ 13.3インチ(1920×1080) 12.3インチ(2736×1824) 13.3インチ(2560×1600)
    タッチ対応 ×
    重量 0.93kg 1.1kg(キーボード・ペン含む) 1.25kg
    USB-A ×2 ×1 ×
    USB-C ×2(PD対応) ×1(PD対応) ×2(Thunderbolt3対応)
    HDMI × ×
    SDカード 〇(micro) ×
    有線LAN × ×
    生協価格 179,000 186,000 191,800
    市場価格 計167,300 163,267

    これは頭がくらくらしてきそうな情報量ですね。これから一つずつ解説してきますが、興味がない人は読み飛ばしていただいて、次の各機種の特徴の項だけ読めば、なんとなく違いが分かるようになってます。
    それではこれから解説していきたいと思います。ちなみに私は旧モデルのSurface Pro 4を利用しているのでSurfaceの使用感にはとても詳しいです。

    PCスペックの見方

    OS

    パソコンとアプリケーションの中間でその橋渡しをするソフトです。スマホで言うところのAndroidといiOS(iPhone)の違いのようなもので、動作するアプリケーションに違いがあります。MacBookはmacOSを搭載し、残りはWindows 10ですがおすすめは圧倒的にwindowsです。2019年12月の集計ではwindows86.84%、macOS11.09%となっており、シェアの高いOSの方が動作するアプリケーションが多く、人に聞きやすいためです。

    CPU

    日本語で中央処理装置といい、計算を行う部品です。性能が高いほどパソコンはより高性能になります。CPU性能で並び変えると
    i5-1035G4(Surface)≧i7-8565U(LIFEBOOK)>>i5-8210Y(MacBook)
    となります。このうちSurfaceとLIFEBOOKのCPU性能に差はほとんどないので優劣を決定づけるものではないです。しかし、MacBookのCPUは計算装置であるコアを半分の2個しか持っていないため、単純に計算能力は半分となります。

    メモリ

    実行中の処理に関するデータを格納する場所。どの機種も標準的な8GBである。

    ストレージ

    データを保存する場所。256GBが一般的だが128GBのSurfaceはライトな使い方でないとすぐ足りなくなると思われる。個人的には512GBほしい。

    ディスプレイ

    画質が三様だが、基本的に13.3インチ(1920×1080)の画質で十分であり、それ以上は「きれい!すごい!」っていうだけだと私は思ってます。

    タッチ対応

    必須ではないがあったら便利かもしれない機能。SurfaceではPDFの授業資料閲覧で重宝しますが、ノートタイプのLIFEBOOKに必要かは疑問。

    重量

    これぐらいの重さであればどれも気にならないレベルで、個人的には1.2㎏前後であれば十分軽いと思います。

    USB-A

    USBといわれて思いつくあれの正式名称。ほとんどの器機はUSB-Aで接続するためこれがないと変換ケーブルを利用する必要性があります。Surfaceも1つしかないため2つ以上同時に使用する場面があればハブが必要です。(その機会はそんなに多くないが)

    USB-C

    USB-Aにはなかった機能をつけられる薄型コンパクトな端子、普及はあまりしていないが、高速通信や充電などに対応させることができる(すべての機種ができるとは言ってない)

  • PD(Power Delivery)
  • USB-C端子で充電ができる機能。三機種すべてが対応。

  • DisplayPort Alt Mode
  • USB-C端子で映像出力ができる機能。LIFEBOOKのみ不明で残りは対応。

  • Thunderbolt3
  • 通信速度がとても速い。基本オーバースペック。MacBookのみ対応。

    HDMI

    映像出力専用の端子。これがないPCは変換ケーブルで代用する。また映像出力端子の古い規格にVGAというものがあるが、これらは三機種共通で変換ケーブルを必要とする。

    SDカード

    パソコンの容量を拡張できる。同じく容量を拡張するUSBメモリとの違いは拡張したままPCを持ち運べること。私はこれがないパソコンも使ってるが、時折不便に感じるためあったほうが嬉しい機能である。

    有線LAN

    今のご時世有線でネットに接続するという概念を知らない人も多いと思う。まず使わない。使うときは変換ケーブルで十分

    市場価格

    これは保証を除いて同等製品を実際に買うとどれぐらいになるのかという値段。

  • LIFEBOOK
  • これは生協独自カスタムのため市場モデルとは異なります。そのため分からない。

  • Surface
  • USB-C→VGAアダプタとmicroSDに関しては製品が特定できないので相当品を探しました。

    商品 価格
    タブレット本体 131,780
    タイプカバー 18,040
    Surface ペン 12,980
    ADATA製 microSD 128GB 約3,000
    USB-C→VGAアダプタ 約1,500
    167300
  • MacBook
  • VGAマルチポートアダプタは純性のものであると思われます。
    ウイルスバスターに4年版は無いようなので3年版と1年版の合計金額です

    商品 価格
    PC本体 139,800
    VGAマルチポートアダプタ 6,800
    ウイルスバスター4年版 16,667
    163,267

    これに保証が入って生協価格になります。

    各機種の特徴

    LIFEBOOK

    LIFEBOOKは三機種の中で最も多くの入出力ポートがあります。いちいち変換ケーブルを利用しないといけない他機種に比べてとても手軽に利用できると思われます。性能面でも負けていないので、価格の面からも一番お勧めできると思います。

    Surfece

    Surfaceの特徴はタブレットとしても利用できる点で、授業資料などの閲覧などにとても力を発揮します。問題は入出力ポートの少なさですが、USB-Aを同時に2個使用することは意外と少ないため、頻繁に変換ケーブルを利用することはないでしょう。(実際私もそんなには使っていません。)それよりもストレージが128GBと少ないことが気がかりです。大学の授業のみの利用であれば問題ないとは思いますが、その他の活動に利用しようとするにはかなり厳しいです。ライトユーザーであればとても便利な一台であると思います。

    MacBook

    多少辛辣ではありますが、これを選ぶ意義がほとんど感じられない。まず性能で他機種に大きく後れをとっており、生協のうたい文句である「映像編集や画像編集がしたい」は適切なのか疑問です。通常の利用であっても常に変換ケーブルを必要とするため煩わしく、最終的にWindowsのみ対応するソフトを利用できなくて困る可能性があります。MacBookのデザインがかっこいいと思うのは勝手ですが、パソコンは中身で選ぶものだと思います。MacBookを選ぶ明確な理由がない場合は基本的に選択するべきではない上級者向け(優秀とは言ってない)機種です。

    生協PC全般

    基本的に高価であり、同様の性能のものが半額で売っていることもしばしばあります。この価格差は保証の手厚さだとお伝えしましたが、そもそもPCはそんなに簡単に壊れないのでトータルで見れば損する可能性が高いです。
    また、生協PCは全体的にクリエイティブ用途には向いていません。理由はメモリ、ストレージ、グラフィックの不足です。

    さいごに

    ここまで生協PCについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。私どもの記事があなたの最良の選択の助けになれば幸いです。
    私たちはほかにもいくつか新入生向けのPC記事を執筆しています。激安高性能PCやクリエイティブ向け超高性能PCを必要とする場合は別記事の「RobohanおすすめPC2020」(近日公開)がおすすめです。

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